(写真:東京 荒川の葛西橋から眺める、虹色のスカイツリー)
いやーにしても寒い。
ウーバーイーツを2019年に始めてから、途中MENUをやったりして、現在は出前館メインでやっています(東京エリアにて)。フードデリバリー共通で冬の防寒対策ってのは本当に重要です。
自分は、自転車とバイク(125ccスクーター)を両方で配達していますが、自転車は必然的に体が暖まるので、けっこうどうって事無いですが、やはりバイクは寒いともうヤバいです。
理想はお金をかける事でしょうが、なかなか難しいですよね。
個人的には、グリップヒーター付き、シートヒーター付、屋根付、の125ccのバイクが欲しいですが、やはりかなりの値段がしてしまいます。
なので、数々の装備品を買っては失敗を繰り返し、辿り着いたベテランの防寒対策を紹介します。
当時はまだフードデリバリーが世に出てきたくらいだった。いっぱい無駄遣いや、辛い経験、労力を割いてきました(T^T)、これから始める方々へ、冬の配達装備品の最短経路をお伝えできればと思います。
正直もう冬は怖くないです。また、手指の辛い冷え関して悩む人が多いのですが、秘策もゲットしました!是非ご覧頂ければと思います。
もくじ
上半身の防寒対策
上半身はそこまで恐れる事はありません。ちゃんと対策をすればまず寒くないです、今自分が使用している装備品を紹介します。
・Tシャツ
・ユニクロの極暖ヒートテックロングTシャツ
・普通のワイシャツ的なやつ
そして、
・インナーダウン
自分の場合、長袖&クビまで伸びてるインナーダウン ↑ を使用しています。今までセーターを使用していましたが、インナーダウンに変更しました。あったかいのでとてもおススメです!
さらに!ここからアウターを上に着ます。
・アウター
アウターは、ワークマンのイージスという防寒着がやたらめったら有名ですが、正直イマイチでした。
次に買ったのが、同じくワークマンの「バートル 7610」防水機能あり(対水圧10000mm)を買いました。これはマジでいいっす。
実はワークマンの店員さんに、「ワークマンで一番あったかいアウターどれですか?」と聞いて買った商品がコレです。
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かれこれ3近く使っていますが、ほぼ劣化が無くすげえ丈夫、ポケットも多数、本当重宝しています。もちろん雨もじゅうぶん防いでくれます。(大雨の場合は首からどうしても侵入してきてしまいます)
フードは取り外し可能です。自分は177センチ71キロで、LLを買いましたが中にかなり着込むので、丁度いいです。
Youtuberさんが何名か、ワークマンの「イージス VS バートル」の動画をアップされていますが、みんなバートルの方が温かい!という結論です。これは自分も完全に同意です。
バイカー目線で語ってる動画なので良かったら見てみて下さい!
・手袋
これ、この記事で一番伝えたい秘策になります。
配達員あるある、他の配達員の方とたまにお店で話すんですが、とにかく「手が冷たい」、冬は本当にこれが一番つらいです。
あらゆる手袋を試しましたが、恐らくこの世に完璧なものは存在しないでしょう。特にスマホ操作を頻繁にしなければならないフードデリバリーでは、分厚いスキー用の手袋なんかしていては仕事になりません。これは後ほど細かく記述します!
その他上半身 あったか装備
・ネックウォ―マー
本当はネックウォーマーを使いたいのですが、自分の場合首に何かが当たるとムリな人なので、気にならない人はあると良いと思います。
・耳当て
自分は真冬でも、ヘルメットは半帽を使用していますので、耳が外に丸出しの状態です。自分、耳はぜんぜん寒くないんですよね・・皆さんもそうですかね?なので耳対策は素人です。
・電熱系のヒーターウェア
どうしても寒いという方には電熱系ウェアがあります。
以前 ↓ の様な電熱ベストを買いましたが、配達し始めると何だかんだ身体が暖まり上半身はそこまで寒く無かったので使わなくなりました。完全武装したい方にはとても良さそうです。
また、電熱系の商品を買いたい方は、大容量モバイルバッテリーが必須になりますので、大容量のモノを必ず買いましょう。
自分はコレ ↓ を2つ持っています。スマホと電熱ベスト用で2つ買ったんですよね。
厳密にはコレの旧型モデルで26,400mAhのモノです。実際20,000mAhあれば十分ですが、これは30,000mAhあるので、電熱ベストの熱をMAXにしても寒くなる夕方~夜まで、しっかり持つでしょう。
しいてデメリットを言えば、2年ほど経過するとUSBの差込口の接触が悪くなります。USBの差込口は2つあり、これも本当便利でおすすめです。
フードデリバリーは出前館配達が一番おすすめです。初心者でもめっちゃやり易くなりました。
下半身の防寒着
下半身はめっちゃシンプルです。1年目は、タイツを履いたり色々と試しましたが、今は使用していません。
今は、ねまき&ワークマンで買った薄手の防水&防風パンツを2枚重ねにしています。
↓ ねまき (絵がきたなくてすいません・・)
↓ 薄手の防水&暴風 ワークマンで買った。
これだけです。下半身は基本ぜんぜん寒くないと思います。タイツよりも、ふわふわのねまきの方があったかいです。
あと大事なのが、靴下を必ずねまきにかぶせる事ですね。すきま風があると秒でやる気無くします。
また、1年目は防寒パンツを買って履いてたんですが、暖かさは十分でした。ただ雨が途中で降るとぐしょぐしょになったので、防寒パンツを買うのであればしっかり防水のものを買った方が良いでしょう。
超重要 靴下と靴
まじでめっちゃ大事です。
1年目はブーツを履いてやってたんです。ブーツにした理由は、夏場、軽いジョギング用スニーカーで配達していたら、つま先をぶつけて悶絶したんですよね。。これ、配達あるあるなんですよ。
スマホをしょっちゅう見るので、変な段差につま先をぶつけて酷い目にあいました(マンションが変な設計で、なぜ廊下に段差を設ける?という事が良くある)。
よく配達員メモには「足元に注意」とか丁寧にコメントを残してくれている方がいるくらいです。また、特に夜は危ないんですよ。それでブーツにしました。
出前館は、配達員メモがあるのでめっちゃありがたい。お互い助け合ってる感じです。
そこでブーツ&靴下を2枚重ね、インナーは薄い普通の靴下+アウターは厚手のふわふわの靴下、これでも冬場はかなり冷えて、配達を始めた1年目はつま先の冷えに苦しみながら配達をしていました。
よく配達員同士で話しますが、末端が寒いという話をします。
正直靴下の重ね着はあまり意味がありません。そこで自分が買ったのは ↓ コレです。
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だせ~ 女子やん・・って思いましたが、嫁が(元ヨメだけど)「めっちゃあったかいよ」と昔言っていたのを思い出して買いました。
たしかに、めっちゃあったかい!
内側がボアになってほわほわなので、今までの靴下重ね着対策より段違いに暖かい。というか苦痛じゃないというのが何よりも素晴らしい事と感じました。これを買ったら今までの苦労がアホみたいに思いましたよ・・
んで、靴がぼろくなってきたので、次は ↓ コレを買いました。
スノーブーツって言う位だから、さぞ暖かいだろうと思ったんですが、ちょいつま先が冷たい。。ただ品物としてはぜんぜん悪くないですね。
つま先の冷たさは、もしかしたらサイズを間違えたってのもあるかもしれません、ちょい小さかったです。なので、自分の通常サイズよりも1センチ大きめの買った方が良いですね。
ただやっぱりこの靴はけっこう冷たさを感じるので、最近は足先用のカイロ ↓ を使ってます。
「毎回こんなの使うのもったいない」と思うかもしれませんが、
ちょっとでも寒い部分があるとやる気無くします 僕は完全武装するくらい徹底した方が、結果的に稼げると思いますというか間違いないです。
これを貼ると足はもう無敵です。気温5度以下のバイク配達では、カイロが外気温と相殺するので、暖かさをじゅうぶんに感じるほどまでには行きませんが、全く足が冷たくなりませんので無敵です。
ほかほかで心も身体も安心して何十件も配達してこそ稼げます。靴下の重ね着は意味がありません。あと、夏場は間違ってもサンダルとか、つま先のガードが無い靴は使わない様にしてください。ぶつけてマジで悶絶もんですよ。
・電熱ソックス
こんなのもあるんだー、と感心しました。自分は使った事ないですが、充電式のリチウム電池で3.5~10時間OKみたいです。選択も可能の様です。めちゃくちゃあったかそうですね。
締まりの良さが命綱 ハンドルの防寒対策
これも配達員あるある(笑)
末端冷え対策 第二弾!
何しろ、指と手が冷めてー冷めてー、この手が冷たくなる事が本当に配達員を悩ませます。
「指や手が冷たいくらいなんとかなんだろ」
なんて思ってる人が居れば、じゃあやってみろよって言いたいくらい。これも配達員あるあるで、手指の対策が本当超大事です。自分は最初、これ系のハンドルカバー ↓ を使ってたんですよ。
ボアが付いてるのでこれが一番良いだろうと思って買いました。当然ボアはあった方が100%良いんですが、すきま風がとてもキツく、
「もうしょうがいない・・ 配達は苦痛との戦い・・ 我慢が大事・・」
なんて思って配達してたんですよね。雨の日はぐっしょりになるし。。
で、最初から下記の商品は知ってたんですが、ボアが無いので買わなかったんです。ただ上記がぼろぼろになったので、次はボクシンググローブ系のやつ ↓ を試しに買ったんですよ。
マジで良く発明したなあ~ と感心した商品です。すきま風をほぼブロックできる、まるで密閉された部屋の様な仕組みになってたんですよね。雨もかなりしのげます。
どういう事かと言うと、2つの穴 が開いてるんです。その穴がせまく造られており、グリップとブレーキの先っぽから、ずずずっと差し込むと、締め付けてくれるんです。
文章にすると伝わりにくいですが、とにかく 締まりが良い♡ のですきま風をほぼゼロにしてくれて、グリップ空間を部屋そのものにしてくれるんですよね。
「なんだよ最初からこれ買えば良かったよクソ」って思ったほどのナイス商品でした。ボアよりも、「すきま風を通さない締まり」が大事です。
この記事の秘策 ラスボス最強の手袋
これがある事で、本当に冬の配達が怖くなくなりました。
指先、手の防寒対策は本当に過去苦労しました・・ 手袋は、過去7,8回くらい買い換えましたよ。それでも最強の手袋は一つも見つかりませんでした。
配達員やっている人なら解るでしょうが、
まじで手が冷たい・・
これがすべてのやる気、気力、
配達するモチベーションを根本的に奪います
フードデリバリーという仕事は、スマホをしょっちゅう触りますので可能な限り生の指で操作をしたいんです。スマホタッチ可能の手袋なんかゴミです、どうにもなりません。いちいち手袋を外して操作をする事が頻繁にあります。両手の親指と人差し指、これを自由に動かせること がとても重要です。
いろいろな手袋を試しましたが、スマホ操作と共存できる手袋はこの世に存在しないと断言します。
グリップヒーターが最強です。ただ、そんなの自分のバイクに付いてないし、昔社外品を買って取り付けてみたら作動しない・・等もありました。
あ!! とひらめきました。
貼るカイロを、バイクのグリップに巻いてみたんです。↓ (撮影の際ハンドルカバーは外しています)
めっちゃあったけー・・
すきま風防止のボクシンググローブ系ハンドルカバー&貼るカイロで、冬対策が完璧に近いレベルになりました。
現在は、カイロの熱が手にしっかり伝わる様に薄手の防寒手袋をしています。そして、親指と人差し指のさきっちょ部分をハサミでちょん切って使用しています。
以前のあらゆるバイク専用の手袋よりも、この対策の方がはるかに暖かく配達ができています。マジでおすすめです。
真冬でも昼間は特に冷たく感じないので使いませんが、夜の配達スタート時にカイロをハンドルに貼り付けます。カイロなんて安いです。モチベーションが続く事が何よりも大切です。
ただ、2℃とか3℃とか、本当に寒い日だとそれでも手が冷たくなります。そもそもハンドルがめちゃ冷たいので、カイロの熱がグリップに多く奪われてしまうんです。
なので、以下の様なグリップ対策をしました。
この上から、貼るカイロを巻きつけます。そうするとカイロの熱がグリップに伝わる事を妨げる事ができます。
これは100円ショップで、フェルト生地、両面テープ、ガムテープで作成しました。極寒でも配達が苦になりません。
また、電熱ベストの様に、リチウム電池でグリップに巻きつけるタイプの電熱用品なんかも最近は出てきましたね。
やり方は人それぞれですが、グリップに熱が奪われないようなやり方を皆さんで編み出して頂いたりして、是非試してみて下さい!
フードデリバリーは出前館配達が一番おすすめです。初心者でもめっちゃやり易くなりました。
その他の防寒対策
・防風スクリーン
自分は、以下の暴風スクリーンをバイクに取り付けています。ミラーのネジ穴に固定するタイプですが、風をかなり軽減できるので無いよりあった方が良いです。まさにこれ ↓ を買いました。しょぼい作りですが、かれこれ2年使用しています。
これでも一番縦が長いやつでした。もっと顔の部分までカバーできる長いやつが欲しいのですが、無いです。
そこで、今買おうかなと思っているのが、下記の暴風スクリーンのさらに上に取り付ける追加シールドです。どうしても上のスクリーンだけだと、顔面に風が当たるんですよね。
スクリーンはバイクの見た目がダサくなりますが、やはりあるとかなり違います。
・ヘルメット
自分は、これ ↓ をもう2個目で使っています。なぜなのかと言うと、カバーが付いている半帽ヘルメットとして一番安いからです。
自分耳がぜんぜん寒くない人なので、半帽がいいんですよね。耳までカバーするヘルメットって外の音が聞こえなくてあまり好きじゃないってのがあってこれを使用しています。(これ使ってる配達員けっこう多いですね)
また、カバーは実際そこまで活躍はしていないです。息をすると曇るんですよね。ヘルメットは人それぞれ合うものを選べばよいと思います。
まとめ
冬配達にビビっている人達にエールを送ります。
昼配達は晴れていたらたいして寒くも何ともありません。そして、たいてい昼配達をした後にメシを食べます。その後の夜配達がきついので、しっかり防寒対策をしましょう!
なんだか解りませんが、休憩をした後って体が暖まっているのに、店の外にでるととても寒く感じます。が、不思議なもので1,2件配達するとほぼ寒さは飛んでしまいます。
そこで自分が苦労して辿り着いた寒さ対策をみなさんも準備する事で、寒さをあまり感じませんので、是非参考にして頂き、安全運転、平常心でがんばって頂きたいと思います。
また、初心者の方には必需品を紹介している記事もありますので、こちらも良かったら見てみて下さい。